2010-2011年度国際親善奨学生としてイギリスのノッティンガム大学へ1年間留学させていただき、9月に帰国しました。海外に留学することは半ば諦めていたのですが、私を快く受け入れてサポートしてくださった前ガバナーの米田様やカウンセラーの犬伏様をはじめ、堺フェニックスロータリークラブの会員の皆様には本当に感謝しています。本当にありがとうございます。ノッティンガム大学院の課程を無事に修了し、何事も問題なく帰国することができ、また皆様にお会いすることができて本当に嬉しいです。
大学院留学ということで、課題やリーディングに追われ、勉強の日々でしたが、各国出身のクラスメートをはじめ、大学での寮生活を通してたくさんの友人ができました。特に日本人が元々少ない地域での留学でしたので、友人を通して各国の食生活や文化の違いを学びました。大学の部活動(クラシックバレエ)に入部して、大学対抗のコンペティションで2位を取ったのもよい思い出です。受け入れ地区(イギリス1220地区)でお世話になったロータリアンでありカウンセラーのトニー・グレゴリーさん一家には、週末よく家に呼んでいただき、そこでイギリスの食文化や実際の生活習慣なども学びました。トニーさんはイギリスやノッティンガムの話をたくさん聞かせてくれ、遺跡や古い文化が残る場所にも頻繁に案内してくれました。本当に感謝しています。
留学生活を通して印象深かったのは、イギリスはチャリティにすごく熱心な国だということです。街の至る所にチャリティショップというお店(日本で言う古着屋のようなもの)がたくさんあって、そこで買い物することでチャリティに貢献することができるということで、私も英国滞在中はそこでよくお買い物をしました。また3月11日の東日本大震災の際には、地元の複数のロータリークラブの会員の皆様や、大学の日本人会の皆で募金活動を行ったのですが、現地の人は快く募金に協力してくださり、あっという間に目標金額を達成できたことは、海外から何もすることができず、もどかしい思いをしていた私たちにとって、とても嬉しい事でした。
ロータリーのイベントにもたくさん呼んでいただきました。例えばBBCのラジオ局の方にインタビューをしていただいたり、ロータリーのイベントを通して、ノッティンガムの市長さんとお話させていただく機会もありました。これらはロータリーの親善奨学生ではなかったら経験できなかった事だと思います。1年間の修士課程は忙しく大変でしたが、カウンセラーのトニーさん宅によく寄せていただき、お話をさせてもらったりとたくさん支えていただいて、なんとか乗り切ることができました。
イギリス・ノッティンガムは今では私の第二の故郷であり、トニーさん一家は私のイギリスの家族です。この1年間の留学の日々は私の一生の思い出です。このような素晴らしい時間と機会を与えていただいたロータリー財団、世界中のロータリアン、特に堺フェニックスロータリークラブの皆様、私を温かく迎えてくれたイギリス1220地区のロング・イートンロータリークラブの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
11月
20日